Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-02-04から1日間の記事一覧

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(11-15)(私家版)

その後、出家希望者は、袈裟を戒師に渡し、(パーリ語でもって)以下の様に念誦する: ”Sabba dukkha nissaraṇa nibbāna sacchikaraṇatthāya imaṃ kāsāvaṃ gahetvā pabbājetha maṃ bhante、 anukampaṃ upādāya; Dutiyampi Sabba dukkha nissaraṇa nibbāna s…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(11-14)(私家版)

”Okasa; ahaṃ bhante、 pabbajjaṃ yācāmi; Dutiyampi ahaṃ bhante、 pabbajjaṃ yācāmi; Tatiyampi ahaṃ bhante、 pabbajjaṃ yācāmi.” ”尊者、 私が、出家を願い出る事を、 許可して下さい。”(三度復唱)。 (11-15につづく) <願以此法布施功徳、早日証…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(11-13)(私家版)

剃髪が終了し、髭を剃った後、出家希望者は、沐浴して身体を洗うべきである。石鹸を用いて、俗垢を落とす; もし、彼が自分で洗う事ができるならば、(自分で洗う事を)許可しなければならない。 出家希望者は、沐浴した後、界場に到る。 もし、その場に父母…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(11-12)(私家版)

この様に、頭髪の不浄を、解説しなければならない。 同様の方法でもって、その他の四個の部分を解説する: 体毛、爪、歯と皮膚の不浄である。 この時の教導は、戒子の心の中において、深い深い烙印を、押すことになる。 累積した生において、この禅法を修習…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(11-11)(私家版)

皮膚等の、五法の業処(tacapañcaka kammaṭṭhāna)は、四念処禅修の中の、身念処に属する: 先に、頭髪、体毛、爪、歯と皮膚を、注視する。 老師は、業処に関して、親切にかつ明晰に、解説しなければならない。 その後に、一束の頭髪を出家希望者に渡して、…