南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(23ー13)(私家版)

18個の唯作心も又速行の作用を果たす。それらは8大唯作心、5個の広大唯作心、4個の広大唯作心及び阿羅漢生笑心である。阿羅漢が、世間の何かの物・事を見て微笑する時に生起するのは速行心であり、これを阿羅漢生笑心と言う。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(23ー12)(私家版)

四果報心(即ち出世間果心)は、ソータパナ果心、サターガーミ果心、アナガーミ果心、阿羅漢果心。これらもまた、速行果心になる事が出来る。それは、果定に入る時に生起する。例えば、ソータパナが果定に入ろうとする時、ソタパナ果心は速行心として生起す…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(23ー11)(私家版)

21個の善心とは:8個の欲界大善心、5個の色界広大善心、4個の無色界広大善心、4個の出世間善心である。。。。。。 これらは皆、速行の役割を果たす。。。。 例えば、広大善心初禅には、初禅意門心路過程があるが、これらの生起は、速行心である。八定…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(23ー10)(私家版)

6.速行の作用:二種類の転向心の他、全ての、55個の不善、善、(聖)果及び唯作心は皆、速行の作用を執行する。速行は業を造る。故に、この55個の、速行を執行する心は、非常に重要である。それぞれ:12不善心、21善心、4果報心(出世間果心)、…

トマトが怖い

1890年の末頃に台湾で生まれた祖母は、纏足していましたが(清朝から中華民国に変わる頃、纏足禁止令が出ましたので、祖母は、纏足最後の世代の様です)、なかなかの賢婦人で、又《緑の手》を持つ女性でもありました。。。。。 日本語も分からないまま(日本…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(23ー9)(私家版)

4.領受の作用:領受の作用を受け持つのも又二種類あるーー善果報と不善果報領受心。。。。。。 5.推度の作用:推度を執行する三種類の作用とは、不善捨具推度心と、二種類の善なる、捨具推度心と悦具推度心。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(23ー8)(私家版)

2.転向の作用:二種類の心が、転向の作用を執行する。それらは、五門転向心と、意門転向心である。。。。。。 3.見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触の作用:見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触の作用を執行するのは、同じく二種類ある。不善果報心には、眼識、耳識…