Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-10-03から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(51ー2)(私家版)

凡夫がなした(造った。以外同様)善業は、3個の善因(無貪、無瞋、無痴)と相応するものの、無明と愛欲が未だ生命流の中において潜在している為、なした業は、依然として果報を生じる。。。 例えば、一本の木にとって、根が最も重要であり、木の根を切らな…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(51ー1)(私家版)

■業の根源 業の根源は、無明である。。。 無明とは、真実の法をありのままに知見することがない、事である。。。 12因縁法に基づいて、無明の縁により行が生じーーー無明によって行為が生じる。それは意業、口業、身業を含むものである。無明と相応するの…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(50ー5)(私家版)

(2)心所:52個の心所。例えば、触、受、思……など等。 (3)業生色:以下の通り:四大(地水火風)、性根(男性又は女性)、眼浄色、耳浄色……など等。有る種の人々は眼力が非常に良い。小さい頃から、年老いても眼鏡を必要としない。これは彼の善果報で…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(50ー4)(私家版)

2.果報 諸々の縁が十分に具足した時、業はその果報(vipaka)を生じせしめる。果は、3種類ある:(1)心:所謂果報心。人類又は天神など、これらは皆、前世にて蒔いた種が因となって得た結果である。結生心、有分心と死亡心は、共に同種の果報心である。…