Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(51ー2)(私家版)

凡夫がなした(造った。以外同様)善業は、3個の善因(無貪、無瞋、無痴)と相応するものの、無明と愛欲が未だ生命流の中において潜在している為、なした業は、依然として果報を生じる。。。          例えば、一本の木にとって、根が最も重要であり、木の根を切らないで、枝だけ切ったのでは、木は依然として成長を続けるのと同じである。と言うのも、根が未だ取り除かれていないからである。。。。。                同様に、長い輪廻の中において、無明と愛欲を取り除かないのであれぱ、我々がなす所の善業と不善業は、必ず果報を生じせしめるのである。