Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2024-04-11から1日間の記事一覧

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(42-4)(私家版)

色法が眼門を衝撃する時、比丘は、当該の色法を所縁とのみ見做して、分析を加えない様にする。こうすれば、不善心は生起しないし、心は雑染から遠く離れる事ができる。しかし、色法等の所縁か出現した時、心は概念を掴み、取り、微細な分析を加え、結果、雑…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(42-3)(私家版)

【根律儀戒】 目、耳、鼻、舌、身、意は六根を構成する。色、音、香、味、触、法(心の目標)は六種の外にある所縁(又六塵埃とも言う)である。六塵が六根を衝撃する時、比丘が善法によって、正念を守る事が出来ないのであれば、貪と瞋がすぐに生起する。貪は欲…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(42-2)(私家版)

【パーティモッカ律儀戒】 《律蔵》の中の、学処と関連する所の戒を、“パーティモッカ律儀戒“と呼ぶ。サーマネラが守らねばならない学処の部分は “サーマネラパーティモッカ律儀戒“ と呼ぶ。具足戒比丘が守らなければならない学処の部分は “具足パーティモッ…