私が住むのは、九州の、とある盆地。
温泉で有名。
7年前、東日本大震災の時、その事とは直接関係はないのですが、間接的に縁があって、関東から、ここに越してきました。
小さな盆地の、北向き斜面の上に、我が般若精舎はあります。
北向き故、日照は悪いですが(背後南方に大きな山がある)、下界を見ると、風景は美しいです・・・特に、旅館の灯が灯る夜。
庭があるので、花壇や菜園を作ろうと思って色々チャレンジしましたが、なかなか難しいです。
野菜は、案外肥料食いで、先に土つくりをしなければ、よい野菜は取れませんし、また、私は一人住まいなので、野菜がたくさん取れ過ぎても、これまたやっかい。
そんな訳で、今では、野菜はただの楽しみとして、夏にトマト、ナスなどを少し植えるだけ(隣のおじさんが野菜作りが上手で、「いつでも採っていいよ」というお言葉に、甘えさせて頂いています。ニラ、高菜、豆、シイタケ、取り放題~笑)。
意外だったのは、難しいと言われている<バラ>が、案外、丈夫で、たくさん根付いた事。
もちろんダメにしたのも結構な数ありますが(オークションで買った、余りに小さな苗は、育たない事が多い)、一旦根付くと、虫にも強いし、冬の寒さにも強いです・・・バラは元々は、中国に自生するハマナス系の、四季花とかMei Guiと呼ばれている植物が、ヨーロッパに渡って、改良されたものだそうです。
そのために、原種に近いものは、非常に強いです(コジャレタ英語の名前のついた、新種・改良種は、値段が高い上に弱い~笑)。
庭の雑草も頭痛の種ですよね。
よく「雑草よけに芝桜などの這うものを植えるといい」とか言いますが、最近、私はいいことに気が付きました。
我が精舎の庭に生えている雑草、ロベリア、オオイヌノフグリ等々、それぞれに、小さな小さな花を、咲かせているのですが、これって、別に芝桜と取り換える必要ないのですよね。
そのまま、そのまま、我が精舎の庭で、精一杯花を咲かせて、子孫を増やしてくれればいい。
最近は、そう思うようになりました。
自然体というほど立派なものではありませんが・・・無手勝手流ですかね(陰の声~イヤイヤ、怠け者の言い訳デショ)。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院/Pañña-adhika Sayalay 般若精舎>