<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
b)涅槃もまた実相であるが、しかし、五蘊に属さないーーまた「世間」にも属さない。
仏陀は言う:衆生にとって、「世間」とはすなわち、五蘊の事である。というのも、我々は全員、五蘊を通して、一つひとつの事柄を体験しているが故に。
この「世間」とは、「蘊界」または「心・身世間」という事ができる。
涅槃は、道刹那を所縁としているが、道刹那は、煩悩を断じて苦を滅する事ができるーー道刹那は16階智の中の第14階智において生起するーーまた、果心も、それに伴ってやって来る(第15階智)。
涅槃は出世間法である。
というのも、涅槃は煩悩を断じ除く事ができるが故に。涅槃は常で、楽であるが、しかしそれは、男でも女でもなくーー無我である。
(1-13につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。
<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>