<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
結論
あなたがすでに識別できた事柄について、我々は、ここで再確認してみたいと思う。
(1)すでに、内在する名法を識別し、かつそれを ”名” であると、確定することができた。
(2)すでに、内在する色法を識別し、かつそれを ”色” であると、確定することができた。
(3)すでに、内在の名法と色法を共に識別し、かつ、それらを ”名色” であると、確定する事ができた。
しかし、内在の名色を識別するだけでは足りない。外在の名色法もまた、識別し、確定する必要がある。または、その他の有情の名色法を識別し確定する必要があるのだと言える。
内外の名色法を共に照見して、それらを ”無男性(男性というのは、存在しない。以下同様)、無女性、無天人、無梵天、無自我、ただ名色法があるのみ” と観照する。
ここにおいて、あなたは《大念処経》に教導される所の内在、外在する名身と色身の観の修習の第一段階を完成させたのである。
【[1.1]ここにおいて、あるいは、内(ajjhattaṃ)の身随観身において住し、
[1.2]あるいは、外(bahiddhā)の身随観身において住し、
[1.3] あるいは、内外(ajjhattabahiddhā)の身随観身に住する。】
この種の観智は、 ”名色識別智”(nāmarūpapariccheda ñāṇa)とも呼ぶ。
(8-9につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>