Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2017-09-22から1日間の記事一覧

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-22

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> これらの禅相の多くは、殺された動物の神識で、彼らは、己の激烈な苦痛を和らげて貰うために、功徳が欲しくて、彼女の所へ、やってきた。 ある日の真夜中、メーチ・ケーウがサマーディから出てくると、今殺された…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-21

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 禅定は、彼女を、とある一つの出入口に、導いた。 ここでは、異なったエネルギーのフォースが、彼女の心を引き付け、彼女の注意を促した。 アチャン・マンは、かつて、これは近行定であり、このレベルの定は、異…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-20

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 人会受苦是由于執着放不下、 (執着して、手放そうとせず) 老是不満足。 (いつも、なんにでも、不満をかこつ時、人は苦しむ) 好々観察自己的心、 (よく己の心を観察して) 学習怎麽捨棄苦的原因。 (どのよう…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-19

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 水汲みというのは、重労働である。 毎日毎日、重い足取りで、登り、下り、また登り・・・、メーチ・ケーウは、疲れを知らぬかのように、同じ労働を繰り返した。 重労働にあっても、道心は揺らいだ事はなく、彼女…

是誰庵のひとやすみ~閲覧くださる皆様へ

現在、このブログ(yamaneko.hatenablog.jp) では、パオ・セヤドーの「顕正法蔵」と、タイのメーチ、ケーウ尼の伝記を、並行して翻訳し、発表しています。 それぞれ、楽しみにされている方々、ありがとうございます。また、「いいね」を押して下さる方々、大…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)5-99

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 同様に、始めたばかりの時の、出入息は粗くて顕著であり、心は散乱しない。 というのも、粗くて顕著な出入息の相は、すでに認識され、すでに注目され、すでに察知されたが故に。 粗くて顕著な出入息が、柔軟で微…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-18

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 来た当初、ここには、何もなかった。 僧と尼僧たちは、各自に割り当てられた洞窟に、湿った地面から離れる様に、簡単な、竹でできた高床式のプラットフォーム、平台を作った。 これなら、禅の修行ができるし、住…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-17

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 常住の僧侶と尼僧への、村民の干渉を避けるために、お寺は、早急に、何らかの方法で、この問題を解決する必要があった。 尼僧たちは、寺院を遠くに引っ越すことは、考慮に値する方策だと考えた。 というのも、そ…