Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2021-12-21から1日間の記事一覧

般若の独り言~落ち着けサヤレー

私はこれまで、WEB上で、 「おちつけ!俺」 という文章表現を見て、それをあまり好ましいとは、思いませんでした。 (理由はよく分かりませんが、<俺>が、<俺様> を連想させるからかも知れません) ところが、先日、まさに 「落ち着け!サヤレー」 の事態に…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(6-4)(私家版)

僧人は、非常に多くの、戒律を修し、持する機会を有している。 輪廻に沈潜する過患と、涅槃の殊勝を見て、”家” とは、修法の障碍となるものであり、煩悩が生じ、増殖する港湾であり、出家こそが、法の修習にとって利益あるものと認識され、智者は、決然とし…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(6-3)(私家版)

もし、これらの要求を、満足せしめる事ができないのならば、在家の生活は過ごしがたい。 在家の人々は、俗事に絡まれて身辺から離れず、持戒する時間、禅修行する時間が持てない為、心の清浄を保持するのは、非常に困難である。 在家者が、いくつかの戒の条…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(6-2)(私家版)

貪などの煩悩の累積が原因で、衆生は、輪廻に巻き込まれて、涅槃に到達する事ができない。 これらの煩悩を除去して、浄化を獲得する方法とは、すなわち、己自身の中において、戒・定・慧を打ち立て、かつ、(精神の)向上に深く(努める事である)。 在家の…