Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(6-4)(私家版)

僧人は、非常に多くの、戒律を修し、持する機会を有している。

輪廻に沈潜する過患と、涅槃の殊勝を見て、”家” とは、修法の障碍となるものであり、煩悩が生じ、増殖する港湾であり、出家こそが、法の修習にとって利益あるものと認識され、智者は、決然として、父母、兄弟姉妹、友人、親戚と彼らの財産から離れ、家のない生活を送る。

まさに、次の偈頌の如くに:

”Sambādho gharāvāso rajāpatho 

abbhokāso pabbajjā.”

”居家は障碍であり、そこは狭くて塵灰が舞う。

出家は、広くて大きな天地を擁する(のと同じ)”。

(6-5につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>