Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-05-29から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-10)(私家版)

これらは皆、強くて力のある正念を育成する為の、最も近い原因であり、故に近因と言う。 仏陀は以下の様に言う、どの様な業処においても、正念は必要である、と。 五根をバランスしようとする時、正念は、あなたに、あなたの慧根(の強さ)が、信根を超えて…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-10)(私家版)

正念の近因は、強くて力のある想または四念処である。 それはすなわち、身念処、受念処、心念処、法念処である。 安般念は「身念処」である(身=呼吸); 楽受、苦受、不苦不楽受を観ずるのを「受念処」という。心の貪欲、瞋恚、痴を観ずるのは「心念処」で…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-8)(私家版)

現起(現象)は、心を守護(保護)する事、または目標に対応している状態である事。安般念の修行を実践する時、正念がある為に、心は守護(保護)されて、五欲の目標に向かって漂い出る事、色、声(音)香、味塵に向かって漂い出る事がない。 正念は、ちょう…