Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-08-11から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(35ー6)(私家版)

色がどの様なものであるかをしっかり確認する為に、最初の意門心路過程が生起する。色所縁の寿命がすでに終焉して存在しない為、意門心路過程の取る所縁は、過去所縁である。しかしこの時点では、それが何であるかは、未だ明確に出来ない。。。 故に、二番目…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(35ー5)(私家版)

例えば、蓮の花は色所縁である。。。。 それが眼根に衝撃すると、眼門心路過程が生起する。色所縁が同時に眼根と有分心を衝撃する時、一個の心は即刻過ぎ去ってしまう。これを過去有分と言う。。。。。。 次に、二番目の心は波動を起こすが、これを有分波動…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(35ー4)(私家版)

欲界心路過程 先程、眼門心路過程は生起した後、滅し去る、と説明した。しかし、それだけでは(人は)未だ何を見たのかは分からない。それが、色(物質)である、という事だけが、分かったのである。。。。。。。。 この時、意門心路過程の出番となる。。。 …