Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(35ー4)(私家版)

欲界心路過程                                  先程、眼門心路過程は生起した後、滅し去る、と説明した。しかし、それだけでは(人は)未だ何を見たのかは分からない。それが、色(物質)である、という事だけが、分かったのである。。。。。。。。               この時、意門心路過程の出番となる。。。    意門心路過程は、5門心路過程とは(そのあり様が)異なる。。。            意門心路過程の、一番目の心は有分波動といい、二番目は有分断、その後に意門転向、7個の速行心、2個の彼所縁と続き、その後に終息する。。。。。。。。                         この意門心路過程は、先程説明した合計17個の(心のあり様)とは異なる。。。。                   と言うのも、色法はすでに滅し去っている為、意門心路過程が取る所縁は、過去所縁となるからである。