Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(35ー6)(私家版)

色がどの様なものであるかをしっかり確認する為に、最初の意門心路過程が生起する。色所縁の寿命がすでに終焉して存在しない為、意門心路過程の取る所縁は、過去所縁である。しかしこの時点では、それが何であるかは、未だ明確に出来ない。。。       故に、二番目の意門心路過程が生起して、全体的に所縁を識知する。所縁の顕現は、初めは細かく、バラバラで、不完全な状況にある為、二番目の意門心路過程でもって、それを全体的に識知しようとする。こうして、3番目の意門心路過程において初めて、それがどの様な形状であるかを知ることとなる。。。。。。。。             それは例えば、映画の中の一つの動作は実は、多くのフイルムの、その一枚一枚が、繋がったものであるのと、同じである。