Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-11-10から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー6/7)(私家版)

(5)身浄色 全身に遍満する浄色。触(地、火、風)の所縁に対して敏感である。頭から足まで、どこにも身浄色は存在する。故に、手を動かせば、推進力を感じ取る事ができる。足を地面につける時、粗さや硬さを感じ取る事ができる。特徴は、触の所縁が衝撃す…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー5)(私家版)

(4)舌浄色:舌にある浄色。味に対して敏感である。特徴は、味が大種(四大)に衝撃するのを準備している浄(明浄色)である。作用は味を縁としての取って目標とする。現起は舌識の依処。近因は味への愛の縁による業生四大。我々がなす所の業は、この、味…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー4)(私家版)

(3)鼻浄色:鼻孔内部にある浄色。匂いに敏感である。鼻浄色の特徴は、匂い又は香りが、大種(四大)の浄(明浄色)に衝撃するのを準備しているものである。鼻浄色の作用は、香りを所縁として目標に取ること。現起は、鼻識の依処と門。鼻識の生起は、必ず…