南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー5)(私家版)

(4)舌浄色:舌にある浄色。味に対して敏感である。特徴は、味が大種(四大)に衝撃するのを準備している浄(明浄色)である。作用は味を縁としての取って目標とする。現起は舌識の依処。近因は味への愛の縁による業生四大。我々がなす所の業は、この、味というものを貪愛するが故に、舌浄色が生起するのである。舌浄色はその他の色法と共に生起する。この色聚は「舌10法聚」と呼ぶ。それは即ち、地、水、火、風、色彩、香り、味、食素、命根、舌浄色である。舌浄色は、味に敏感である。舌10法聚は、舌において初めて生起する。この他の場所で生起する事はない。