南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』23-1

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

24縁グループ分類

24の縁は、四種類のグループに、分類することができる:

(一)所縁縁。

(二)親依止縁。

(三)業縁。

(四)有縁。

一、所縁縁

たとえば、増上縁には二種類ある:

所縁増上縁と俱生増上縁であるが、所縁増上縁はまた、所縁縁に帰納する事ができる。

例を挙げると、あなたがどこかの寺院の住職が、阿羅漢であると聞いた時、あなたの心は、この尊い所縁に引き付けられて、あなたは彼に、礼拝しに行こうと思う。

この強烈な考えは、あなたの身体を揺り動かして、彼に会いに行かせる。

これは、所縁増上縁である。

所縁増上縁は、所縁縁に帰納できるばかりでなく、所縁親依止縁のグループにも、入れることもできる。

また、前生縁の中の、所縁前生縁もまた、所縁縁に帰納することができる。

(23-2につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay(2018年5月25日クムダ・セヤドーより

正式に初心者瞑想指導の許可を得る)