＜Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu＞
《色所縁グループ：確定五蘊》
1、色蘊は、意門の中の依処色（５４）と色所縁。
2、受蘊は、確定（１２）名法の中の受。
3、想蘊は、確定（１２）名法の中の想。
4、行蘊は、確定（１２）名法の中の思（第一番目の説明方法）、または、残りの9個の心所（二番目の説明方法）。
5、識蘊は確定（１２）名法の中の識。
確定は、過去の因によって引き起こされるのではない為、唯作心に属する。故に、確定された四名蘊には過去因はない。それらは、ただ現在因によって引き起されるのである。五門転向色蘊の因果の識別と同じ方法で、確定色蘊を識別する。
確定受蘊の三個の現在因：
1、依処（意門の中の54個の依処色）は因、確定受蘊は果。
2、目標（色所縁）は因、確定受蘊は果。
3、a.眼触（８）は因、確定受蘊は果。
b.推度意触（１２または１１）は因、確定受蘊は果。
c.確定意触（１２－受＝１１）は因、確定受蘊は果。
確定想蘊の三個の現在因：
第（１）から（３b）は、確定受蘊の因と同じ。
3ｃ.確定意触（１２－想＝１１）は因、確定想蘊は果。
確定行蘊（思：第一番目）には三個の現在因がある：
第（１）から（38）までは、確定受蘊の因と同じ。
３ｃ.確定意触（１２－想＝１１）は因、確定行蘊は果。
確定行蘊（9名法：一番目）には三個の現在因がある：
第（１）から（38）までは、確定受蘊の因と同じ。
３ｃ.その他の三名蘊は因、確定行蘊は果。
確定識蘊：
１、a. 確定眼触（８）は因、確定識蘊は果。
b.推度意触（１２または１１）は因、確定識蘊は果。
２、確定名色は因、確定識蘊は果。
「名」は11相応心所を言い、「色」は依処色（５４）と色所縁を言う。
（9-43につづく）
＜Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi＞
（+ ）（= ）訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html
＜本雅難陀尊者（Ven. U Puññānanda）著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay＞
