南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

般若の独り言~借景

先日、シニア人材センターの方、4名で、庭の木を切ってもらいました。

最初の希望は、

<折れて、垂れ下がった栗の枝と、茫々になっている梅の木の枝を剪定する事>

だったのですが、シニアの方の、

「栗の木は枯れているので、根本から切った方がよい」「注文になかった、もみじの大木も、枯れているので、切った方がよい」

というアドバイスで、結局

「おまかせするので、庭の木を全部、剪定して下さい。」

とお願いしました。

玄関先の、小さい方のもみじは、余分な枝をはさみで切って、細かく、剪定。

すすきや、枝の絡まったねこやなぎは、根元から切断、等々。

庭がずいぶん、さっぱりしました。

そして、新たな発見!!

大きな栗の木と、空に聳えるもみじの大木を、それぞれ、根本から切ったおかげで、

空がとても広くなったことと、

隣の雑木林(他人の土地で、袋地)が借景になったこと!

人間は、一度手に入れると

「これは自分の物!」

「絶対に手放さない!」

と強く決意する傾向がありますが、庭の大木を切ってみたら、隣の雑木林から木漏れ日が届いて、いい感じ!!

【放下fangxia(手放す)】って、

いいことずくめ!!

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/

Paññādhika Sayalay 般若精舎>