Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

17刹那

私のラッキーナンバーは〈5〉です。。。    なぜか、55歳、60歳などの節目節目で、良いことが起きます。表題の17(刹那)、不思議な数字です。素数でしようか?。。。。。。。。                                 実は先日、ゴータマ仏陀のアビダンマに関する解説書《実用アビダンマ》を翻訳していましたら、【心が、心の対象である所の物質(=色法=素粒子レベルの微細な物質)を観察し、それが何であるかを、同定する時、色法の生起から滅するまでの間を17刹那とすると、心の生起から滅までは1刹那である。】【故に、心が、この色法が何であるかを同定する為には、心は17刹那、即ち17個、必要である】とありました。。。。。。。                         いや〜、これ、ゴータマ仏陀が禅定に入られて、数えたのでしょうね。。。       私はまだ、この〈17刹那〉を一連のものとして、観じた事はありませんが、禅定に入ると時間がスローモーションになって、心が体の内部で何をしているのか、観察出来る事があります。。。               私の体験では、禅定に入れば、己の無明を観じる事、心眼で無明を観る事は、できます。。。                  私は、禅定に入って己の無明を観じて、出定して後、思わず、笑ってしまいました……我ながらバカなんですね……凡夫の心はバカ、無明なんです……笑。               己の心の無明を観じ、その愚かさに気がついて、治した病は、ノイローゼ、反応性鬱(急性鬱)、身近なものでは風邪、なんかがあります(治した、と言うより、無明に気がついた時点で自動的に治ります)。。。                    勿論、どんな病も禅定に入れば治るので病院に行くな、は極論ですが、禅定に入って、無明が見えると、病が治る事はそれなりに、あります。。。。。                         お試しあれ。。。。。                           追加1:無明の定義は、四聖諦を知らない事ですが、心が、貪欲、怒り、痴(無常無我縁起を知らない事)の状態にあるのを無明と言う、ともいえます。病は、貪欲(執着)や怒りが引き金になっている事が多いです。。。                 追加2:上記、禅定に入って無明を観察して病が治る過程は、安般念(アーナパーナ・サティ、出入息念)の修行を通して体験できますが、重度の鬱等の、重篤な精神的課題のある方は、安般念で悪化する事がありますので、ご注意下さい。