Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(34ー9)(私家版)

眼識が滅した後、領受心が生起して、色所縁を領受(受領)する。次に、また一つ心が生起するが、これを推度と言い、色所縁について推定する。領受と推度は、皆、果報心である。推度心が滅し去った後、次には確定の心が生起する。意門心路過程の中において、確定の心と言うものはないのであるが、それは、確定と意門転向は同じ一つの心であるが故に。呼び名方が異なるだけである。意門心路過程の中においては、その名は意門転向と呼ばれ、5門転向においては、確定心と呼ばれる。故に、確定心は唯作心である。この後に、7個の速行心が生起する。ここで、非常に重要な段階に入る。