南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(34ー8)(私家版)

今(説明しているの)は色である。この場合、眼識が生起する。。…          眼識の作用は見る(見える)である。。   この後、この心は滅し去る。。。       眼識はただ見る(見える)だけで、対象が何の色彩であるか、どの様な形状であるか、までは全く知り得ない。。。。。。。           我々は、こう問うかも知れない:        眼識がただ見るだけで、それが何であるかを知らないならば、何故、私を見てすぐ(貴方方は)私が△△サヤレーであることが分かるのか?と。。。。。。           それは、心の生・滅が非常に早い故に、(心の)相続密集を看破することが出来ない為である。その為、貴方方は、一瞬にして、見た対象が何であるかを、判断してしまう。。。              本当は、貴方が私を一目見て、私が△△サヤレーであると知った時には、すでに千々万々の意門心路過程が流れ去っているのである。