南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(30ー5)(私家版)

有分が断絶した後、もう一つ別の心が生起する。これを5門転向心というーー無因心に中に、5門転向心と呼ばれる心があるのであるが、これが即ちその5門転向心である。5門転向心は、色所縁に向かうと、その後に直ぐに滅し去る。そして次に、又別の心が生起するが、これを眼識というーーそれ(心の対象)が色所縁であるが故に、眼識が生起するのであるが、もし対象が音声である場合は耳識が生起する。所縁に基づいて、それに相関する所の識が、生起するのである。