南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(30ー6)(私家版)

眼識が生起して、見た(見えた)、という作用を演じると、それはすぐに、消滅する。次に、もう一つ別の心識が生起するが、これを領受というーー領受は、果報心である。5門転向心は、唯作心である。領受心が生滅した後、次には推度心が生起するーーこれは果報心に属し、対象の所縁が何であるか類推する。次に、又一個の心が生起するが、これを確定と言うーー所縁が何であるかを、確定するのである。その後、7個の速行心が生起し、その後に、2個の彼所縁が生起する。この一系列の過程を、眼門心路過程と呼ぶ。