南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(30ー4)(私家版)

色塵が眼根を衝撃する時、条理の明らかな、しかし一つ一つ異なる所の、一系列の識知の過程が生起する。。。。                      これらは、脈絡なしに混乱状態で生起する訳ではない。。。              以下に詳述する:                 色塵が眼根を衝撃する時、一個の有分心が消費される。故に、最初の心は、過去有分と、呼ばれる。次に、色彩が、有分と眼根に衝撃した事によって、有分は波動(動揺)し始める。これを有分波動という。これは二番目の心である。三番目の有分は断絶を引き起こすので、これを有分断と呼ぶ。これより先、色塵を識知することが始まる為、有分は断絶しなければならないのである。これより先、心路過程に道を譲るのである。