Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(27-3)(私家版)

比丘の三衣は、5本又は7本に裁断されなければならない。その後て、一つに纏まる様に縫う。もし布地が足りなくて、三衣にずるべく裁断出来ない場合は、それを裁断して後、一枚又は二枚を、作製してもよい。裁断を経ていない袈裟は、不如法である。新しい布地で袈裟を作製する時、下衣と上衣は、単層の布地で作らなければならない。サンガーティは、二層の布地で作製する。古い布地で袈裟を作製する時、上衣は、二層になった布地でもって作製する事、サンガーティは、四層の布地で作製する事と、規定されている。糞掃衣を縫う時は、その(層の数)は随意に選択することができる。袈裟を作製する時は、どの一針も、装飾の目的をもってはならない。綻びを繕う時に使う布地は、長方形とする。袈裟の縁は、装飾を目的に作製してはならない。