南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(29-5/6)(私家版)

4.“ Samatittikam pindapātam patiggahessāmīti sikkhā karanīyā.“                 “ ‘私は平鉢にして鉢食を受け取る 。‘ を学ばなければならない。  “               即ち、受け取る食べ物は、鉢の口の縁を超えてはならない。受け取った食べ物が鉢の縁を超えたならば、悪作である。。。   食べ物を受け取ろうとした時に、すでに食べ物が、鉢の縁を超えているのを、調整して、縁より下に食べ物を受け取る事ができるならば、不犯である。。。。。     この律儀一条は、比丘に対して、己に適合する鉢の大きさを決める様、決意する様に、要求するものである。。。     もし、食べ物を、決意した鉢より小さい鉢又はその他の容器で受け取ったならば、その食べ物が鉢の縁を超えても不犯である。食べ物が、紙か又は葉で包んである時、又はその他の容器に入っていて、それをご飯の中に押し込んだならば、鉢の縁を超えていても、比丘はそれを受け取る事ができる。上に述べたいくつかの条項は、比丘に関するものであって、サーマネラは、戒律違反にはならない。次に述べる威儀は、もし、サーマネラが違反した場合は、処罰される。                ☆願常遇智者 直至証涅槃。。