Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

『智慧の光』(3-4)(K氏依頼分)

一回又は二回程の坐禅の後、もし、あなたが未だよく専注する事が出来ないと感じるならば、あなたは、《清浄道論》の中において提案されている所の、数息法を採用するべきである。この方法は、あなたが定力を育成するのに助力してくれる。あなたは、一回毎の、入息と出息の端において、例えば、“入る、出る、一。入る、出る、二。“という風に、数えるのである。その数は、少なくとも5、しかし、10を超えない様にする。我々は、8数えるのを推奨する。それはあなたがまさに育成している所の八聖道分に対して、敬意を表す事になるが故に。…………………………………………………………………………それはともかくとして、あなたは、己の希望に基づいて、10までの間の何か一つの数を選び、この時間内において、心を他の所へ漂流させない様にと、決意する。この様に息を数えるならば、心をして専注させる事が出来、ただ平静に息の出入りを覚知するだけでよくなる。。。この様に専注する事半時間の後、あなたは、以下の様な段階に進むべきである。。………………………………………………………………入る息が長い時、“ 私の入る息は長い “ と知り、出る息が長い時は、“ 私の出る息は長い“ と知る。入る息が短い時、“ 私の入る息は短い“ と知り、出る息が短い時は “私の出る息は短い“ と知る。。…………             ★緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属Paññādhika Sayalay (般若精舎)