Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

自主的雨安居始めます

南伝仏教系サンガの今年の雨安居は7月21日からです。私、緬甸国パオ森林僧院所属のサヤレー、早めの雨安居・自主的雨安居、始めます。。。。自主的雨安居、宣言してもしなくても、どのみち独居の精舍住まい。私一人【無言の行】に沈潜しても、誰にも迷惑をかけません(笑)。。。………………………………………………………………幸い、某禅師から【一日中禅定に入る方法】は教わっております。一日中禅定に入るのは【ただひたすら無言でいれば出来る】と言う程甘くはないですが、今年はチャレンジ!!。。。……………………………………………………………なぜ今年から急にチャレンジ?とお思いの方。やはり条件、波羅蜜が整った、と言うより他ありません。。。…………………………………………          (1) 4月に、幼馴染で級友で親友で大恩人という方が、家族で我が精舎を訪ねて来てくれました。大いに語り合い、お互いに感謝を述べ合い (私も多少は彼女の役に立っていた様です)、なすべき事をなし終えた様に、気持ちが落ち着きました。 …………             (2) 5月、台湾の従姉妹が来日して、二十日程、観光やお食事等の、お世話をさせて頂きました。この方にも私は《借り》があり、お互いに語り合い、気持ちが楽になりました。。…………………………………………      《借り》とは、私たち5人の孫(日本生まれ)を育てた後に、高齢の祖母が台湾に帰り(祖母は台湾が日本の植民地であった時代に来日し、蒋介石の厳戒令の中を帰国)、晩年は、祖母の次男とその妻と子供たち、即ち従兄弟、従姉妹たちのお世話になったからです(私の父は長男)。。 …………    従姉妹からは【祖母は眠る様に亡くなったので、介護は楽でした】【祖母と一緒の生活は楽しかったですよ】と慰めて頂きました。長年の懸案でありました、祖母の台湾帰国後の生活、臨終の様子を聞けて、安心しました。。………………………………………………………………                (3) 庭の畑で野菜が採れる様になりました。これでスーパーに出かける頻度を減らせます。買い物は案外ストレスですから、スーパーに行かないで済めば、それに越した事はありません。。。。……………………………………      …(4)私の長男は、妻子と共に東南アジアに赴任しています。インターナショナル・スクールに通う孫娘は、日本語・現地語・英語のトリ・リンガルになりました。孫娘は、ジェンダー・ギャップ118位!の日本には戻らず、このまま海外にいて、国際的な仕事について欲しいというのが、祖母として、サヤレーの唯一の我儘な願いですが、これも夢ではなくなりつつあります (私は宗教二世や三世を望んでおりません。宗教二世、三世など百害あって一利なし。)。…………………………………………………………………(5) コロナが未だ完全には沈静していないので、密閉される飛行機には乗りたくありません。又、最近の緬甸は治安が最悪で、緬甸語のできない老尼僧が一人、メイミョウにあるパオ国際森林僧院に行くのは困難である等の理由から、日本で一人雨安居、やります。。。………………………………………………         (6) 禅病が寛解し (完治はしていませんが、頭頂から下丹田までの気の通り道は出来ました)、心を集中した時に生じる、顔面の痛みやツッパリ感を我慢すれば、安般念が出来る様になりました。。。。             (7)『智慧の光』『教海覚舟』《業》の翻訳は続けます。多少、翻訳の速度と分量は減少します。 ……………………………………………………              (8) 安居明けまでの間、電話、Line、メールはご遠慮下さい。。。。。。。。。。。。。。。。               3歳の時に、己が輪廻している事に気がついて早や72年。紆余曲折多々あれど、歩む方向は間違っておらず、30代から始めた、タイや緬甸の森林僧院での聞法と修行、20年来継続している仏教書の翻訳等々、今世の波羅蜜は熟しつつある、と言えるでしよう ( 同時に、悪業も熟しつつあるかも知れません。桑原桑原…)。………………………………………………………………………… ★緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属Paññādhika Sayalay (般若精舎)