Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-41

善と善より生じる~

「当他安住於観照五取蘊的生滅時、以五取蘊為根基、

会覚得『是我』的我慢已自他心中断除。

如是、該比丘覚知:『会覚得是我的我慢已自我心中断除。』

如是、他対該事擁有完全的明覚。這些法的根基是絶対善的;

它們聖潔、出世間、以及是邪悪者無法接触的。」

上述の文は、以前に已に開示した所の、止・観、道及び果の

諸法について述べたものである。これらの法は、善より生まれる

(kusalāyatika)。というのも、善法は、それ自体で善法である

し、また同時に、善法の中から生まれ出るものであるから。

それはすなわち、初禅は善であり、第二禅は、善であると

同時に、善なる法より生じ、両者に渉るものである・・・

無所有処は善であり、非想非非想処は、すなわち、善自身であり、

かつ、善から生じたものである事によって、両者に渉るものである。

非想非非想処は善であり、須陀洹道は、善自身であると同時に、

善より生じた事によって、両者に渉るものである・・・阿那含道は、

善自身であり、阿羅漢道は、善自身であると同時に、善より生じた

事によって、両者に渉るものである(+事を意味する)。

(+ )訳者。(つづく)

(<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」>(1999年版)

中国語版→日本語 翻訳文責Pañña-adhika sayalay)