<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
止(身随観)
《大念処経》の中で、仏陀は12種類の、止の修習方法を指導している:
(1)入出息の随観。
四種類のジャーナを証得することができる。
(2)身体の32の部分の不浄の随観。
初禅を証得することができる。
(3)諸界の随観。
近行定に相当する定力を獲得することができる。
(4)-(12)9種類の死体を観ずる。
初禅を証得することができる(注10)。
<注10>《大念処経》の義註において、以下の様に解説する:
長部誦者馬哈西瓦長老(Dīghabhāṇakamahāsīvatthero)に基づくと、仏陀はこの《大念処経》において、9種類の、墓地における観は、ただ過患随観(ādīnavānupassanā)にのみに属する所縁であると言う。
彼は、仏陀は禅の修行者に内観と外観を教えたが、しかし、止業処として不浄を観照する様にとは教えていないが故に、と言う。
彼の解釈は、《清浄道論・身至念論》(kāyagatāsatikathā)の中において実証されている:”9種類の墓地の件に関しては、ただ過患随観を言いながら、(+実は)観智(vipassanāñāṇesuyeva ādīnavānupassanāvasena vuttāni)に触れているのである(+が故に)”
(3-23につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>