<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
四種類の任務(法随観法ーー四聖諦)
仏陀は《大念処経・法随観》の中で、四聖諦の証悟に関しての説明を(+以下の様に)している:
【次に、比丘たちよ。
比丘は、四聖諦に対しては、法随観法において住む。
比丘たちよ。
比丘はどの様にして、四聖諦に対して、法随観法に住むのか?
比丘たちよ。
以下の様である。
1)比丘は如実に ’これは苦である’ と知る;
2)’これは苦の集である’ と如実に知る;
3)’これは苦の滅である’ と如実に知る;
4)’これは苦の滅に導き至る道である’ と如実に知る】
止と観は修習されなければならない
仏陀は止と観の修習を通して四聖諦を了知するようにと指導した。とは言え、経典の中においては、仏陀が ”これは止である” とか、”これは観である” とか、”止の修習の為に何々をなさねばならない” とか ”観の修習の為に何々をなさねばならない” と述べた、という記載はない。
そうであるから、仏陀が述べた止・観の育成に関する本来の意味を理解するためには、我々は義註と複註を参考にしなければならない・・・特に《清浄道論》(Visuddhimagga)を。
(3-13につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>