Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(7-9)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

あなたがほぼ同時に 12種類の特徴を照見することができる様になったならば、次には、それらを地、水、火、風の四つのグループに分けて、識別する事ができる(+様になる)。

しかし、その時は、明確に、四界の一つひとつの特徴を、照見できていることが、保証されていなければならない。

その後、これらの特徴を所縁として、己自身の身体の中の、この四界でもって、定力を育成するのである。

己自身の身体の四界をもって、定力を育成したならば、あなた(+の定力)は近行定(upacāra samādhi)に近くなる。

しかし、それは真正な近行定ではない。

というのも、ジャーナに到達せんとする直前の定力をのみ、真正なる近行定と呼ぶが故に。

そうではあっても、しかし、あなたは、非常に強くて力のある、ほぼ近行定に同等の、定力を育成する事ができる。

あなたが四界に専注する時、異なる種類の光を、見ることができる。

始めの時、通常、それは煙の様な灰色の光で、ちょうど入出息念の場合と同じである。

しかし、この時、あなたは灰色の光の中にある、四界に専注しなければならない。その様にすれば、それは綿花の様に白くなり、その次には、白雲の様に光り、その後しばらくすれば、あなたの全身は、白色の物体の状態を、呈する様になる。

あなたが引き続き、この白色の物体の中の四界に専注するならば、それは氷またはガラスの様に、透明になって光り輝く。

なぜ透明になって光り輝くのか?

明浄なる色聚の故である。

我々が以前に論談した内容に、注意を払う事。

物質は、”色聚” と呼ばれる所の、微細な粒子の形式で生起しており、それらは異なった類型の色法によって構成されている。

合計、五種類の色聚があるが、それには明浄色(pasādarūpa)も含まれる:

眼浄色、耳浄色、鼻浄色、舌浄色、身浄色である。

その内、身浄色は、全身に散布され、全身に遍在しており、それには六根門すべてが含まれる。

これが、(+禅修行者が修習する)この時に、全身が透明になる原因である。

その透明な物体は、実際には数えきれないほどの色聚であるが、それを見る事ができない原因は、四界分別の修行者が、いまだ尚 ”密集”(ghana)を看破できていないからである:

物質は、堅固であると錯覚し、実際は(+堅固ではない)という事実(+を認められないからである)。

(7-10につづく)

  <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>