<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
同じ方法を用いて、あなたの好きな人、あなたの好感も悪感も感じない人、あなたの嫌いな人に対して、随喜の心を育成した後、次にあなたは、あなた自身、もう一人の、あなたの好きな人、あなたの好感も悪感もない人、あなたが嫌いな人を対象に修行する・・・あなたの、人と人との間に対する差異・差別、限界が取り除かれるまで。
その後、無遍なる宇宙の中の、すべての衆生を対象にして、132種類の喜心を遍満する方式を(+用いて)修行する。
《捨心観(Upekkhā‐Bhāvanā)》
もし、捨心観(捨梵住)を修行したいのであれば、先に、白遍を修行して、第四禅に到達しておく。
その後に、あなたと同性で、あなたが好感も悪感も感じない所の、生きた人物を対象にして、慈心観、悲心観、喜心観の修行をした後、一つひとつの禅毎に、第三禅に到達しておく。
喜心観第三禅から出た後、あなたは、これらの三種類の梵住の欠点を思惟しなければならない;
すなわち、それらは感情の作用に近いーー好きや嫌悪、興奮と喜びが伴っている。
その後、あなたは、捨心を基礎とした第四禅は、静寂であると思惟する。
その後に、以下の様な意念でもって、その人に対して平等なる捨心を育成する:
「この善き人は、己自身の造(ナ)した業の継承者である」(ayaṁ sappuriso kammassako)。
(4-23につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>