Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

般若の独り言~四住期

2600年前、ゴータマ仏陀は《四姓平等》を説きましたが、それが充分に生かされないまま、今のインドはヒンズー教全盛(佐々木秀嶺師の仏教改宗運動はつとに有名ですが)で、いまだ四姓差別は、色濃く残っています。

しかし、2600年前に婆羅門教(現代のヒンズー教の前身)で説かれていた《四住期》は、仏教にも取り入れられました・・・インドでは、人はまず学生期を過ごし、次に家住期、その後に林住期と遊行期を過ごして後、ベナレスで死ぬのが最高の人生であるとされたのです・・・タイや緬甸のサンガを見ると、僧侶は家住期をすっ飛ばして、若くして出家する男性も多い様です。但し、若くして出家するが故に、却って女性への思慕&幻想断ち難く、還暦を過ぎて還俗して結婚する者、比丘でありながら子をもうける者(注1)など、ゴータマ仏陀の教えを守りきれないテーラワーダの出家者も、まま存在します。

振り返って私は、学生期は神戸と東京において、平凡な学生として過ごし、結婚して子育てと仕事(フリーの中国語通訳)の両立にいそしんだ頃が家住期、日本の仏教界に見切りをつけて、タイや緬甸の僧院に出かけて、ダンマの学習と修行を始めた35歳の頃から50歳くらいまでは家住期と林住期の重複期間、テーラワーダ系の仏教書の翻訳に勤しんだ50~70歳までが林住期、そして、仏教書の翻訳を終了させて、自由の身になった今は、遊行期でしょうか。

特に狙ったわけではないのですが、無我夢中で仕事と子育てを両立させ、その合間に、ゴータマ仏陀の教えたダンマの真髄(アビダンマ仏教)を知りたいと、出来うる限りの努力をしてきた結果、《私の四住期》は、あるべき様に成立したようです。

人生到る処青山あり・・・臨終の時は正念を絶やさず、善趣に往生したい・・・これが私の今生最後の願いです。

(注1)タイで有名ないくつかの騒動。アーチャン・カウェサコの還俗等。

  <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>