Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-02-21から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-31)(私家版)

6、名法命根(jivitindriya) 一切の、相応する名法は、みな、名法命根によって、初めて、生命を維持する事ができる。 その特徴は、相応する名法の生命を維持するものであって、ちょうど、水が、蓮の花の生命を維持するのと同じである。 いわゆる相応する名…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-30)(私家版)

5、一境性(ekaggatā) 特徴は、不散乱。 作用は、相応法を統一する事。 すなわち、すべての相応法を、目標に集中させる事。 現起(現象)は、平静。一境性が高められた時、それはすなわち、正定になるし、また、禅支の中の一境性にもなる。 一境性は、善であ…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(14-4)(私家版)

子音(ṃ、ṁ)(すなわち、中国語の”ng”)の発音は、非常に難しい。 もし、正確に発音できないのであれば、サーマネラになる事はできない。 《律蔵》義註は、以下の様に言う ”正確に発音できない人は、’m’と読んでもよい。” makāranta(間断法)とniggahitant…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(14-3)(私家版)

帰依を求め受ける時、授戒師と出家希望者の両者は共に、 ”Buddhaṃ saraṇaṃ gacchāmi” の、一つひとつの単語の音節を、正確に誦しなければならない。 そうでなければ、帰依は無効となる。 故に、帰依を求め受ける時、(パーリ語の)有気音、無気音、長短母音…