Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-14)(私家版)

または、己自身の教育(のレベル)に思いを致す: 「私は高等教育を受けた人間である。他人を騙してはいけない」 または、己自身の年齢を考えてみる。 年齢を経た者は、幼稚な行動をとってはならない。 己自身の崇高な地位を思い、大通りや人の集まる場所で…

般若の独り言~笑顔

私は長年に亘って、タイと緬甸(ミャンマー)でテーラワーダ(根本仏教)を学び、森林僧院で修行もして、現在の身分は、緬甸のパオ森林僧院ヤンゴン分院で出家した尼僧(サヤレー)ということになります。 私の修行の方式(業処)は、安般念と四界分別観です…

般若の独り言~クラシック・イエロー

クラシック・イエロー 薔薇は、春の花? 般若精舎は高原にあって、かつ、日照が悪いせいもあり、庭の薔薇は、他より少し遅く、5月下旬、6月上旬になって、ようやく、咲き始めました。 写真は、4月に苗を一株、飯田高原でご購入の、薔薇の名前は《クラシック…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-13)(私家版)

身口意の悪行に対して、嫌悪を感じる事は、慙の特徴である。 慙の作用は、悪をなさない事。嫌悪するが故に、悪をなさない。現起(現象)は、諸々の悪を避ける事。 ちょうど、雄鶏の尾が、火の前ではちぢこまってしまう様に、(慙の心は)悪の前ではちぢこま…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-12)(私家版)

3、慙(hiri) 特徴は、悪行に対して、嫌悪を感じる事。悪行は、身、口、意の三つの方面を含む。 身の悪業には、三種類ある。殺、盗、淫である。 口の悪業は、四種類ある。悪口、両舌、綺語(おべんちゃら)、妄語である。 意の悪業は、三種類ある。貪、瞋…