Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-11-11から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー14/15)(私家版)

5.心所依処 心所依処の特徴は、意界(5門転向心と2個の領受心)の提供、及び意識界の依止又は意識界の支えとなる色法。作用は5根識以外の全ての心識の依処。5識とは何か?眼識、耳識、鼻識、舌識、身識である。。。。 眼識の生起は、眼浄色に依存しなけ…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー13)(私家版)

婆羅門は人生の浮き沈みに嫌気が差し、故郷に帰ることもせず、サンガに参加して髪を剃って僧になった。彼の人生は紆余曲折あり、又父親になったり母親になったりしたので、多くの比丘が、彼をからかった:「君は母親の時に一番子を愛せたか?それとも父親の…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー11/12)(私家版)

仏陀の時代、ある既婚の婆羅門がいた。彼は既出の時、ハンサムで荘厳な男性の阿羅漢(Mahakaccayana)に出合った時、突然心中に邪念が生じた:「もしこの尊者が私の妻であったなら、どれ程良いことか!」阿羅漢の境地は無比に崇高であり、阿羅漢に対してこの…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー9/10)(私家版)

4.性色 (1)女性根:女性に関して言えば、女性根は全身に分布している。男性は、男性根が全身に分布している。。。。 女性根の特徴は、「女性」である。作用は「この人は女性である」と顕示する事。現起は女性の身体、特徴、動作と方式を通して、表現さ…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー8)(私家版)

3.四境色 境色の意味は、5根における所縁の、その外境(外部にある様)、である。5根とは即ち、5浄色の事である。合計4種の境色がある。 (1)色彩:特徴は、眼浄色を衝撃する事。作用は眼識の所縁となる。現起は眼識の境。近因は同一の色聚の中の四…