Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー9/10)(私家版)

4.性色              (1)女性根:女性に関して言えば、女性根は全身に分布している。男性は、男性根が全身に分布している。。。。             女性根の特徴は、「女性」である。作用は「この人は女性である」と顕示する事。現起は女性の身体、特徴、動作と方式を通して、表現される。女性の身体と、男性の身体は、構造が異なる。女性の皮膚は比較的柔らかく、男性は比較的粗い。女性の動作は比較的穏やかで、男性は比較的荒い。これらの種々の動作、特徴は、女性根の現起であり、それによってあなたは、相手が女性である事が分かる。           (2)男性根:特徴は男性。作用は「この人は男性である」と顕示する事。現起は、男性の身体、特徴、構造(ママ)、動作と方式によって表現する事。あなたにこの人は男性であると、知らせる。男性根は全身に分布している。故に、暗闇の中においても、手に触れただけで、相手な男性か女性かが、分かる。。。              男性根は男性根10法聚において生起する。合計10種の色法である。地、水、火、風、色彩、香り、味、食素、命根、男性根。。。                 女性根は女性根10法聚において生起する。地、水、火、風、色彩、香り、味、食素、命根、女性根。人間は、ただ一つの性根を持つ。性根は、一生の内において、変化する事があるであろうか?自然に性別が変化する事があるであろうか?