Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(72ー8)(私家版)

3.四境色                境色の意味は、5根における所縁の、その外境(外部にある様)、である。5根とは即ち、5浄色の事である。合計4種の境色がある。               (1)色彩:特徴は、眼浄色を衝撃する事。作用は眼識の所縁となる。現起は眼識の境。近因は同一の色聚の中の四大。四大は全ての色法の依処。(2)音:特徴は耳浄色を衝撃する事。作用は耳識の所縁。現起は耳識の境。近因は四大。(3)香り又は匂い:特徴は鼻浄色を衝撃する事。作用は鼻識の所縁。現起は鼻識の境。近因は四大。(4)味:特徴は舌浄色を衝撃する事。作用は舌識の所縁。近因は四大。合計四種の境色がある。色彩、音、香り、味である。触は何であるか?既に、地、水、風に含まれている。