Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-11-24から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(82ー8)(私家版)

彼は苦行を放棄する時、子供の時にりんごの樹の下で、初禅に入ったのを思い出した。彼は、この種の初禅の境地は、過患のない楽しみで、この種の楽しみはレベルを上げていく事ができる(と考えた)。そして、彼は、安般念の修行を開始し、初禅、ニ禅、三禅、…

翻訳中→日)<実用アビダンマ>(82ー7)(私家版)

(3)戒禁取:儀式を執り行ったり、苦行を修すると解脱出来るという考え。これは「儀式に執着」する身の縛と似ている。菩薩が仏陀になる前、やはり戒律禁取を執着した。その為、苦行を6年修行した。あの時代のインドでは、多くの人々は、皆、煩悩は身体か…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(82ー5/6)(私家版)

5.四取(upādānā) 四種の取:(1)欲界取。(2)邪見取。(3)戒禁取。(4)我論取。。。 (1)欲取:欲楽に対する強烈な渇愛。しかし、諸々の注釈書では、対象は更に広範囲に、一切の世間の物に対する渇愛としている。(2)邪見取:道徳上、邪悪と…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(82ー4)(私家版)

4.四繋(gantā) (1)貪婪による身の縛。(2)瞋恨による身の縛。(3)儀式への執着(戒禁)による身の縛。(4)武断の信(独善的な執着)。「これが真実、これだけが真実」という身の縛。身の縛と言うのは、それらが心をして身体に繋ぎ止めるが故に…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(82-2/3)(私家版)

2.四暴流(oghã)四種の暴流は、漏とは、全く同じ。名称が異なるのみ。(1)欲暴流。(2)有暴流。(3)邪見暴流。(4)向けて明暴流。何故、暴流と言うのか?というのも、それらは、諸々の有情を生存の大洋に投げ入れるが故に。又、それらは渡る事が…