南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳中→日)<実用アビダンマ>(82ー7)(私家版)

(3)戒禁取:儀式を執り行ったり、苦行を修すると解脱出来るという考え。これは「儀式に執着」する身の縛と似ている。菩薩が仏陀になる前、やはり戒律禁取を執着した。その為、苦行を6年修行した。あの時代のインドでは、多くの人々は、皆、煩悩は身体から来るものと考えた。身体がある為に煩悩が沸き起こるのだ、と。結果、苦行を修して、己の身体を虐待したのである。菩薩は6年苦行を修した後、身体は骨だけになってが、後に彼はこれは道ではないと悟り、放棄し、中道ーー八正道に進んだのである。