Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

過ぎたるは>還暦おばんの仏教談義―167

前日、ある会合でのこと。

ある人(年老いた女性)が、入れ歯を治してきました。これまで使って

いた古い入れ歯より、少し厚手にして、それを入れると顔が広がるような

感じになっていました。ホウレイ線も浅くなって、正直、とても若返った

ようで、見違えるような <素敵なおばさん> になっていました。

それをみたある女性が「あら~~、見違えたわ」「別人みたい」「本当は

美人なのね」と褒めました、何回も何回も何回も何回も・・・。

私は気分が悪くなってきました。それって「古い入れ歯の時は、超ブッサイク

だった」って何度も何度も念押ししているってことではない?

新しい入れ歯できれいになったその女性は、自分を誉めちぎる女性と、決して

目を合わせませんでした。やっぱり、不愉快だったろうな、と思います。

過ぎたるは及ばざるがごとし。

誉めるのもほどほどに、くさすのもほどほどに・・・がいいようですね。