南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

是誰庵日記>法衣

今日の Y 盆地は終日雨のようです。薪ストーブもついたし、ほっと一息ついていると、盆地に降る雨から<熱帯雨林>を想像して、それから連想が飛んで「ああ、パオ森林寺院で出家する時に着る法衣を縫わなくては」(笑)。布は、こげ茶色のを、インターネットで見つけて買ってあります。1.4m幅(ダブル幅って1.2mと思っていたのですが、1.4mのもあるんですね)で、訳あり(耳の所に傷かな?)で、10m買って、確か1500円くらいでした。

これでロンジー(筒縫いのスカート)、ブラウス、斜めに着る小さな袈裟、肩から全身を覆う大衣(←これが本当の袈裟。外出の時に着る。暑い国なら、寝る時のタオルケットにもなる)、名前は分からないけれど、8折にして左肩に乗せる1、6m*1mくらいの布(雨が降ってくると、これを傘代わりに頭に乗せる事もありますが、本当の利用目的は、大衣がパラッと肩から外れてこないように、重石の役目をしてもらう為、肩に乗せておくもの)。これを2セット作りたいけれど、どうやったら2セット分取れるか、これからパズル解き、です。

もし来年、順調にミャンマーのパオ森林寺院のヤンゴン分院で出家できたら、日本に帰るにしても、還俗しないで、出家(メーティラシン)のまま帰りたいなと思っています。テラワーダ(南伝仏教)の法衣が珍しく、田舎の Y町では好奇の目で見られるかもしれないけれど、この殺伐とした世の中、酔狂な<仏教オタク>が、一人くらいいてもいいかも~、と思っています(笑)。

 追補:ミャンマーの女性出家者は、基本ピンクの法衣を着ますが、パオ森林寺院だけは特別で、パオセヤドーの鶴の一声「女性出家者は、男性出家者、即ち比丘と同等の法衣、比丘と同じ茶色のを着てよい」とお達しがありました。但し、比丘の法衣は、もっとたっぷり布を使った本式のもので、メーティラシンは簡易型という事になります。比丘と同じ茶色の法衣を着れるのは、お釈迦様の時代比丘尼を彷彿とさせて、とても嬉しいです。