Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~犀の角のように生きる

本日の 楽天web ニュースを見ていたら、浄土宗の掬池さん

という女性僧侶が、結婚してもしなくても、人間はどうせ一人

ぼっち、結婚したくない人は、堂々、仏陀の教え通り、犀の角

のように、一人で生きればよいと、言っていました。

結婚して夫がいても、子供がいても、たいして得るものなんぞ、

ありませんって、掬池さん、身も蓋もない事を、

エラクはっきり、言いますなぁ(笑)。

私なんぞ、夫と一緒に暮らしていた時は、(家事や力仕事を)

手伝って欲しいのに手伝ってくれない、(悩みを)聞いて欲しい

のに聞いてくれない、かと言って喧嘩している訳でなく、

理由なき家庭内別居みたいで、病的に孤独でしたけれど・・・、

今は庵を結んで一人住まい。

重い荷物を一人で運ぶ時は(誰をも当てにせず)、二つに分けて、

車止めから家までの坂道を二回、往復すればいいし、

他人に話を聞いて貰うより、自分で自分の心の声を聞く習慣が

出来たし・・・智慧さえあれば、”ぼっち” の方が、楽しいゾ(笑)。

今の私は「一人の方が楽しい」のですが、

他人にはなかなかそうは言えず、「ご家庭があるなら、

それを大事になさいませ」とかなんとか、当たり障りの

ない事を言っていたのですが、掬池さん、なかなか、

やりますな。

 追記:仏陀は「一度手に入れたものを失うのは愚か者で

ある」とも言っていて、すでに結婚しているのならば、

健やかな家庭を維持する努力も、必要ですね。

仏陀の言葉は対機説法であって、スローガンでは

ありませんから、その点は要注意。