私は日常的に、主婦が持つような手提げはやめて、<斜め掛けリック>を使っています(緬甸のパオ僧院で出家したSayalayなら、肩から、茶色のシャン・バッグを下げるのが本来ですが、それはちょっと横において・・・、シャン・バッグ、布製で、口があいているので、不用心の為)。
70近くなると、結構忘れ物をする事があり、ひょいと置いた手提げを忘れてくる事があるので(購入した商品の入った袋の方に気を取られるとか)、背負い式に変えた訳ですが、それでも先日、知人宅にリック忘れてきました(筍の煮物を貰って、そちらだけ持って帰ろうとした~苦笑)。
空き地(駐車場)まで行った所で気が付いて、急いで知人宅に戻りましたが・・・冷や汗ものでした。
私の<斜め掛けリック>には以下の様な貴重品が入っています。
一番目は勿論、財布。
この中には、免許証、銀行のカードも入っているので、無くしたらアウト。
次に、行きたい場所、施設、建物の住所または電話番号を書いたメモ帳。ものすごい方向音痴なので、ナビに入力する為の、情報ですね。
次は、ミャンマー語会話帳。
2年程前に、ミャンマー人女性が、日本人男性と結婚して私の精舎の近所に住んでいる事が分かり、時々お会いするので、彼女と会話する為に(ただ、彼女は日本語が上手なので、会話帳の出番がありません・・・笑)。
最後は、Living & Ending Note。
どこかで行き倒れたら、発見者は、これを見て処理して欲しい。
まずは、<尊厳死カード>(無駄に加療しない。しかし、この判断は大変、難しいと思います。いざ<本当に死ぬんだ>と思ったら、凡夫は、一分一秒でも長生きしたくなるから。健康な時は何でも言える~経験者談)
<献体カード>。どこかで倒れて、死亡した場合は、大学医学部に献体→合同葬儀→大学の慰霊塔に遺骨を合同埋葬、を希望。
子供たちには、遺骨は引き取らないで、できれば<0葬>が理想、と言ってあるのですが、息子が「なにもそこまでしなくても」って。
親孝行なのか、親不孝なのか・・・(笑)。
外国(多分、ミャンマーか、タイのお寺)で死亡なら、お寺で火葬、遺骨は捨てる・・・でいいです(住職さんにお任せ)。
こんな感じですかね。
これでどこで行き倒れても大丈夫。
ちょっと安心。
リックにこれ以上何か入れると、<貴重品入れ>でなくて、<雑貨入れ>になるので、これでストップ。
人間、「生まれるより、死ぬのが大変」と思う今日この頃であります。
<緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay 般若精舎>