般若の独り言~『阿羅漢向・阿羅漢果』翻訳します
最近、法友の方々と、交流する事がありあます。
やはり、悟りとは何か?涅槃とは何か?聖者(阿羅漢)とは何か?菩薩とは何か?が論点になる事が多いです。
というのも、これらがはっきりしないと、仏教徒として、どのように生きていくのか、どのような修行に取り組むのか、ということが明確になってこないからです。
特に涅槃については、
<涅槃は時空をこえたもので、それは、海を見たことのない人に海の説明をしても無駄なように、凡夫に涅槃の説明をしても無駄>
という説があり、これに対して、最終目的地を説明できない仏教って何?というご批判を頂く事もあります。
凡夫非才の私には、涅槃の説明はできませんが、タイで阿羅漢を証悟したと言われているアチャン・マハー・ブーワが『阿羅漢向・阿羅漢果』という一書を著わしていますので、それを翻訳したいと思います(「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」と並行です)。
今日の日本仏教は、大乗系もテーラワーダ系も、諸説紛々の中で立ち往生しているように思いますが、『阿羅漢向・阿羅漢果』が、些かの参考になれば幸いです。