Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

《Vipassanāハンドブック》20-12(F)★

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

三、無我相

精神と物質現象(心法と色法)は、実体がないと理解される。

また、それは無我相(anatta-lakkhaṇa)と呼ばれる。

anatta の文字の意味について考える時、先に atta について、理解しなければならない。

通常の用法では、atta は、本質または実体を指す。

本質及び実体については、我々はすでに真諦に関する章において、解説し、また、泥土のポットについての本質を検討した。

「ポット」というこの名称は、形状を現す概念であり、それは泥土を示さない。一つの形状を現す概念は、そのうちに実質とか実体とかいうものを基本としていない。

ここで言う泥土とは、基本的事物であり、実質または実体を持つ。

(21-13につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<《Vipassanāハンドブック》 (原題 Vipassanā Dipanī)

Ledī sayādaw著 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>