<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
三、無我相
精神と物質現象(心法と色法)は、実体がないと理解される。
また、それは無我相(anatta-lakkhaṇa)と呼ばれる。
anatta の文字の意味について考える時、先に atta について、理解しなければならない。
通常の用法では、atta は、本質または実体を指す。
本質及び実体については、我々はすでに真諦に関する章において、解説し、また、泥土のポットについての本質を検討した。
「ポット」というこの名称は、形状を現す概念であり、それは泥土を示さない。一つの形状を現す概念は、そのうちに実質とか実体とかいうものを基本としていない。
ここで言う泥土とは、基本的事物であり、実質または実体を持つ。
(21-13につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<《Vipassanāハンドブック》 (原題 Vipassanā Dipanī)