<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
禅の修行に成功せんとする人は、雑事少なく、座禅・瞑想しながら、考えごとをしてはならない。
まずは、仕事の事、気苦労な事や人を忘れる。
大きな妄想が出てきた時、柔軟な方法で解決する。
己自身に、私は今、禅の修行に専心するべきである。これらの事柄は、禅修行が終わってから、解決すればよい、と言い聞かせて、心を(+心配事から)解放する事。
・・・これは、すでに生起した悪を断じる、である。
心は、継続的に、呼吸を知る事を保持する様に出来れば、暫くすると、禅相が出てくる。
これは「取相」である:
相手にせず、引き続き呼吸を知るのを保つ。
呼吸が微細に変化したならば、禅相もまた、呼吸と自然に結合する。
これが「似相」である;
この時初めて、禅相に進入する。
この様にすれば、順調に初禅、二禅、三禅、四禅と進んで、色界定の功徳を得る事ができる。
禅定が成立したならば、四大の修行、色法、名法、縁起法の修行をする。
ソータパナまで、修することができたならば、それは、四正勤の利益である。
故に、禅の修行は、力んではならず、業処を濃密の保持して、初めて成功する。
座禅・瞑想の時、自然に呼吸する。
呼吸をコントロール(制御)してはならない;
下座しようとは思っては、ならない。
身体は下座するものの、心は身体と共に、下座しては、ならない。
引き続き、呼吸を知る様にしながら、下座し、歩き、厠に行く。
(55につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>